たまりについて

こちらでは、たまり醤油について説明します。

東海醸造の底引きたまり

 一般的なたまりは、濃口醤油と同様に大豆の他に小麦が使われ、
もろみの状態で圧搾(搾って汁を取り出す)するため、
熟成時間が短くても製品にすることができます。

 昔ながらの本来のたまりとは、丸大豆と食塩水のみを木桶で仕込み、時間とともに味噌の表面と桶の底部からいつしか自然に分離してくる黒褐色の液体です。

 東海醸造の底引きたまりは大正時代から使い続ける杉桶で三重県産丸大豆と食塩を仕込み、鈴鹿の気候に任せた天然醸造で3夏3冬(3年半以上)もの年月と手間暇をかけて、
やがてコックから滴る濃厚でコクのあるたまり醤油です。

 無添加・未調整・未加熱・未圧搾と4拍子揃った生引きたまりには、
酵母菌、乳酸菌が活きたまま詰まっています。
 生きているこれら菌に対して圧搾や加熱などのストレスをかけていないため、自然な味をおたのしみいただけます。

 杉桶を住処とする蔵付き菌の関与で、
丸大豆と食塩のみを長期天然熟成させた底引きたまりは、
もはや幻になりつつあると言っても過言ではありません。(グルテンフリー)

たまりの製造工程

  • 1、たまりを排出
  • 桶の下の栓よりたまりを排出します
  • 2、排出したたまりの濾過(ろか)
  • 排出したものをこちらの濾過用の袋をかけたタンクで濾過します


こうして濾過したものを商品として出荷します!